世界算数 優勝者 インタビュー

世界算数チャンピオンはどんな人?

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2015年9月に開催された第二回世界算数 OPENコースで、満点である1000点を驚きの10分で獲得した黒田悠介さん。算数が得意になった背景や、世界算数に参加したきっかけ、問題の解き方など、チャンピオンになるためのヒントを伺ってきました。

簡単に今までのご経歴を教えていただけますか?
2008年に東京大学文学部行動文化学科心理学専修課程を卒業しました。
入学当初は物理と化学のどちらかの道に進んでいこうと思っていたのですが、分子や量子の動きよりも実学的な人の動きを研究したいと思うようになり、3年生で文系に転じて心理学を専攻しました。
もともと実験や統計を中心とした科学的な学問を専門分野としていたので、理系的なアプローチで物事を捉えるようにしていましたが、心理学を専攻したことで文系的・理系的考え方が両方身についたと思います。

ご卒業後はどのようなお仕事に携わってこられたのでしょうか?
大学院への進学と悩んだ末、マーケティング会社に就職しました。それまで心理学で研究してきた、人間の意思決定における振る舞いや、購買行動の研究をアウトプットしていきたかったこと、社会に出ていろいろなデータや事象を見たかったことが主な理由でした。
その後、Webマーケティング会社を設立し、代表取締役社長として東証一部上場企業に対するマーケティングのコンサルティングを行いました。
キャリアカウンセリングやセミナー講師などを経て、働き方の多様性に問題意識を持つようになり、現在はフリーランスとして活動しています。

第一回世界算数に参加したときは980点で惜しくも満点に届かなかったため、悔しさをバネに第二回大会でリベンジしました。

世界算数大会に参加されたきっかけは何だったのでしょうか?
会社の同僚に、世界算数を教えてもらったのがきっかけです。第一回世界算数に参加したときは980点で惜しくも満点に届かなかったため、悔しさをバネに第二回大会でリベンジしました。

満点をとるコツはありますか?
第一回では解答時間のスピード評価について知らなかったため、第二回では頭の処理能力を高めるためにノイズが入らない環境で集中して受験し、スピードアップを図りました。問題を見たらまず左脳系と右脳系で振り分けるようにし、ビジュアル思考を使って解くようにしています。

世界算数大会に参加された感想を教えてください。
第一回を受験していたため第二回では少し慣れていましたが、それでもOPENの最終問題は難しかったですね。世界算数の問題は親しみやすいものが多く、公式を使ったり記憶に頼ったりする問題はあまりないのが印象的です。そういった意味では、世界中の人が平等に戦えるのではないかと思います。

小学生のころから算数が得意だったのでしょうか?
小さい頃から算数は得意でした。記憶することが苦手なため、非合理的で演繹(えんえき)できない科目である社会は特に苦手でした。数学でも公式を覚えるのではなく、「なぜ」を考えて自分で公式の証明をするようにしていました。
あとは親の影響もあると思います。小学校6年の頃に「数の悪魔」という本を買ってもらってから、算数が面白いと思うようになったのを覚えています。

小さい頃はゲームで遊んだりしましたか?
テトリスなどのパズルゲームはやっていましたが、RPGはやらなかったですね。木製パズルやルービックキューブなどでも遊んでいました。

算数や数学は、将来役に立つと思いますか?
算数における、ものの多角的な見方や、問題を分解して再構築するという作業は社会で活かせるかと思います。そのほかにも、問題を解く課程で試行錯誤の仕方を学んだり、逆算型アプローチの考え方を身につけたりすることができると思います。

ありがとうございます。最後に世界算数へのご要望をお聞かせください。
2回受験して問題にも慣れてきたので、今後いろいろなバリエーションが見られるのを楽しみにしています。