ホームズの名推理を科学する

世界算数ナビvol.3

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みなさんこんにちは!

世界算数ナビ担当のMATSUです。

読書の秋シーズン到来ということで先日書店に行ったところ、シャーロック・ホームズが世に登場し今年で130周年を迎えたということを、目にしたPOPから知りました。
これだけのスパンで幅広い層に親しまれている作品はそうないですし、最近では時代設定を変えアレンジを加えたBBCドラマも非常に人気がありますよね(僕も繰り返し観るほどファンです)。
そこで今回の世界算数ナビは、ホームズの特集をお届けしたいと思います。
あの数々の名推理は一体どのように生み出されているのでしょうか。

・優れた観察力
ホームズの名推理を生み出している要因の1つ目は「優れた観察力」です。
彼は目に入った人物の特徴や、物事を常に注意深く観察しています。
人物ならば、日焼け加減やどんなタトゥーをしているかといったことにまで目を配り、相手の職業や人生背景を観察しているのです。
初登場作である『緋色の研究』には初対面時にワトソンがアフガニスタン帰りであることを言い当てたり、自宅の前に立つ男の職業を言い当てる場面があるのですが、見抜いた理由を読むと、実に相手をよく観察していることがわかります。
また、事件現場を検証する場面でも、ワトソンや警察はこれは事件に関係ないだろうという思い込みから重要な証拠を見落としていることがありますが、ホームズはそういった先入観には惑わされず、現場に残された事件を解く鍵となる証拠を見つけ、的確に推理をしていきます。

有益な情報のストック
2つ目の要因は「有益な情報のストック」です。
ホームズは自らの脳を屋根裏部屋に喩え、役立つ可能性のある知識以外は入れないようにし完璧に整理整頓していると、同じく『緋色の研究』の中で語っています。
不要な情報には、我々が一般常識と考えているような、例えば地球が太陽のまわりを回っているという情報も含まれているのが実にユニークで面白いのですが、そういった情報すら頭の中には入れず、代わりに膨大な過去の犯罪事例の知識や事情通から得た情報、化学の知識が収納されていて、必要に応じ引き出せるようになっているのです。
それらのデータを目の前で起きていることに照らし合わせ、事件解決に役立てています。

先入観を持たず注意深く観察することや、有益な情報のみを脳の中に蓄えいつでも引き出せるようにしておくことが、ホームズの的確な名推理を生みだしているのですね。

・目指せホームズ脳!
物事をしっかりと観察する力は、世界算数のスキャン回路の問題に取り組むことでも鍛えられます。この問題にチャレンジしてホームズ脳を目指してみましょう。

問題:イクちゃんとタカラちゃんは、ディナーパーティーを開きました。 2人は、長方形のテーブルにレースのテーブルクロスをしき、その上に正方形のマットをしきました。上の絵は2人が用意したテーブルです。 テーブルのまわりの長さは何cmですか。

答えが分かったら、こちらで確認してみましょう。