思考回路を駆使して自由研究にトライしよう

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皆さん、こんにちは!

世界算数ナビ担当のMATSUです。

8月に入り学生の皆さんは夏休み真っ只中ですね。

自由研究は進んでいますか?
まだ全然手付かずで何にしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

一見悩ましい自由研究ですが、5つの思考回路を使って工夫すれば、一歩リードした提出物を作り上げることができます。

そこで今回の世界算数ナビは、自由研究の例を2つあげて、そこにどのように思考回路を使えば自己流にふくらませることができるか紹介していきます。

ぜひ参考にして、挑戦してみてください。


 

(1)オリジナル新聞を作ろう(低学年にオススメ)

 

 

この夏、自分が記者となってオリジナル新聞をつくってみましょう。内容はいま自分が調べてみたいと感じていること、夏休みに行った観光地やおじいちゃんおばあちゃんのお家で見つけたこと、取り組んでいるスポーツについてなどなんでも構いません。

 

まずは新聞づくりをする前に、実際の新聞がどのようなページ作りになっているかを調べてみましょう。実際の新聞を広げて紙面の構成を調べる際にはスキャン回路を使います。次に自分ならばどんな内容でどんなページ構成にして新聞を作るのか、考えてみましょう。伝わりやすくするためにどうしたらいいのかと考えるときにはリバース回路、よりよくするために何種類かパターンを用意するときにはノック回路を使っています。

最後に方向性がまとまったら実際に記事を書いてみましょう。話が飛躍していたり、矛盾がある文章では、読む人に伝えたいことを伝えることができません。ステップ回路を使って、伝わりやすい文章でまとめましょう。文字だけでなく先生や友達が見たときに目をひくよう、写真も載せましょう。

 

それぞれの箇所に対して思考回路を使えば、どんな風にもふくらませることができますし、この世にひとつしかないオリジナル新聞が出来上がります。

 

オリジナル新聞を作る時の最大のポイントは、みんなが知りたいこと(客観)と、自分なりの視点(主観)の2つを意識することです。みんながその内容から何を知りたいと思うかうまく想像したりリサーチをしながら、そこに自分なりの主観を入れて記事にまとめてみましょう。

 

 

(2)レモン電池を作ろう(高学年にオススメ)

 

 

レモンを使って電池を作り、電子オルゴールを鳴らしてみましょう。包丁を使ったり、電気を取り扱います。必ず大人の人と一緒にトライしてみてください。

用意するものは薄い銅板と亜鉛板、わにぐちつきコード、電子オルゴール、それからレモンです。

 

作り方を説明します。半分に切ったレモンに銅板と亜鉛板をさし、わにぐちクリップで電子オルゴールに繋ぎましょう。詳しい繋ぎ方はインターネットにも出ているので調べてみましょう。

 

実験をしている中で、他のくだものだとどうなるかな、たくさん繋げたらどうなるかな、など「こうしたらどうなるかな?」という疑問がたくさんでてくると思います。これは、まさにクリエイト回路を使っています。疑問が出てきたら、それも実験してみましょう。

実験をしたあとには分析が必要になります。実験結果に対して、スキャン回路を発揮してどんなことが言えそうか見つけていきましょう。そしてなぜくだもので電気が流れるのかを考えてみましょう。最後に本やインターネットで調べてレポートにまとめてみてください。


今回は自由研究のヒントを2つ紹介し、それらに対してどのように5つの思考回路を使うとオリジナルな自由制作が作れるのかをご紹介しました。

もちろん今回挙げたテーマ以外でも、5つの思考回路を使っていかようにも工夫を加えることは可能です。

ぜひこの夏、周りの友達をリードした作品を提出してみませんか。

世界算数からの挑戦状

問題 

シンジ君、タエコちゃん、レイコちゃん、マサアキ君は、
夏休みに海へ行って水泳できょうそうをしました。

上位2人は本当のことを言っていますが、下位2人はくやしくてうそをついている
ようです。タエコちゃんは何位だったでしょう。

ヒント:この中で明らかにうそをついている人がいます。それは誰でしょう。

答えが分かったら、こちらで確認してみましょう。

※世界算数ナビは毎月第一火曜日に更新しています。次回もお楽しみに!

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