KOOV Challenge 2018 イベントレポート

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今年で2回目となる『KOOV Challenge』。7月28日-29日の二日間にわたって、東京のソニー本社にて『KOOV Challenge 2018』が開催されました。KOOV利用者のネットワークも広がり続け、本大会も第1回から大幅にスケールアップしています。KOOVアプリ上での予選を通過した総勢116名の日本・中国の選手たちが、時に笑顔、時に真剣、様々な表情を見せながら大会を盛り上げてくれました。二日間の熱気立ち込める『KOOV Challenge 2018』の様子をレポートします!

7月28日 プレゼンテーション部門

今年の『KOOV Challenge』はソニー本社での開催。 この二日間は子どもたちが主役。ソニーの製品や技術の展示を目にしてもらいながら、好奇心と科学する心を持って挑戦をめいっぱい楽しんでもらえる場にすることを心がけていました。
プレゼンテーション部門のテーマは「人に寄り添うロボット」。誰のために、何をすれば喜んでもらえるか。デザインやうごきを考え、プログラミングでどうやって実現するか。皆が今までKOOVで培ってきた想像力と設計力を働かせて、多種多様な作品とプレゼンテーションを準備してくれました。
まずは小学校1年生から3年生までのジュニアグループからの発表です。準備したパネル資料と作品で、緊張しながらも一生懸命、皆に伝えてくれました。中国の選手も堂々たるプレゼンテーション。言語や国籍を越えて同じテーマでアイデアを競います。

 

 

ジュニアグループで見事金賞を獲得した「青ゾロリ」くんの作品です。人を音楽と動きで元気づけるオットセイを作ってくれました。可愛い動きと楽しい音の組み合わせに皆から歓声が上がります。

 

小学校4年生から6年生のシニアグループでは、KOOVを教材に学校や塾で学んでいる選手も多く参加していました。KOOVで学んできたことを活かして、より高いレベルで新しいアイデアの表現に挑戦します。英語でのプレゼンテーションに挑戦してくれた選手もいました。

シニアグループで金賞を獲得した「あやと」くんの作品です。お茶を運んでくれる猫でお客さんを喜ばせる素晴らしい作品です。お茶運びの猫「Tea-Cat」にも喜んでもらうという視点も面白く、審査員の方々もとても感心されていました。
シニアグループ銀賞の作品です。障がいを持つ方々やご高齢の方々をお手伝いするためのロボットや災害時の救助ロボットなど、「人に寄り添う」というテーマから様々なアイデアを実現していく選手たちの自由な発想力にとても驚かされました。

 

みんなが笑顔でお互いのスキルを高め合える場がKOOVの目指すコミュニティ。約束事を確認して、いつもはなかなか会うことができないプレイヤーとの交流を楽しみました。

 

 

7月29日 チーム競技部門

 

チーム競技部門のテーマは「自動運転」。KOOVの森の大冒険を題材に、障害物避けと目標収集の課題が設定された競技フィールドが当日明らかになりました。ベールをはがされたフィールドに選手たちもどよめきます。
3人1組のチームでアイデアを出し合い、課題をクリアするためのロボットを作り始めます。白熱した議論やなかなかうまくいかず頭を抱える姿もありました。みんな真剣そのものです。
与えられたルールや環境を読み取りながら、最善の解決策を議論します。そんな中でも最短距離だけではなく、見ている人を楽しませたり驚かせたりする工夫を忘れないのが真のKOOVerです。
作っては試し作っては試し・・・、いかに早く失敗し、次の成功に繋げていくか。一つの失敗にめげることなくチームの中で知恵を出し合い、励まし合いながら一歩一歩進んでいきます。
ついに本番の時間。思い思いの工夫を凝らしたロボットで制限時間内での高得点獲得を目指します。わくわく、はらはら、不安、喜び、感情が交錯する熱気ある挑戦の場となりました。

挑戦の末に獲得した賞、みんな疲れの中にも達成感に満ち溢れています。ともに挑戦に挑んだ仲間たちとこれからも高め合っていくことを約束しつつ、今年の KOOV Challenge が閉幕しました。

 

KOOV Challenge 2018 審査員

KOOV Challenge 2018では多くの有識者の方々に審査員としてご参加頂きました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

赤堀 侃司 様  (ICT CONNECT21 会長 / 東京工業大学名誉教授)
安藤 寿康 様  (慶應義塾大学 文学部教授 教育学博士)
尚 俊傑 様  (北京大学 教育学院副院長)
大谷 忠 様  (東京学芸大学 技術教育学分野 准教授)
榎本 竜二 様  (聖心女子大学 講師)
古谷 尚律 様  (東京都小学校視聴覚研究会 会長/ 台東区立金竜小学校 校長)
細川 猛彦 様  (東京都小学校視聴覚研究会 事務局長/ 杉並区立高井戸第四小学校 校長)
名塩 隆史 様  (私立 聖光学院中学校・高等学校)
森田 拓磨 様  (ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ)
奥村 光男 様  (ソニー株式会社 ブランドデザインプラットフォーム クリエイティブセンター)
礒津 政明    (株式会社ソニー・グローバルエデュケーション 代表取締役社長)

Stories

今年のKOOV Challenge 2018はソニーの教育企画 Sony STEAM Studioと併催の形で開催されました。新しい時代の教育にかけるソニーの思いを伝えます。

ブロックチェーン技術によるデジタル賞状の実証実験

KOOV Challenge 2018 にご参加頂いた皆様に「デジタル賞状」を発行しました。ソニー・グローバルエデュケーションでは教育分野へのブロックチェーン技術適用を検証しています。このデジタル賞状画像は、弊社が実験的に展開するブロックチェーン技術により発行されています。ブロックチェーンはデータの対改ざん性確保、データの改ざん検出等、高セキュリティにデータを保存することができる技術です。

特設サイトにて、証明書画像が正しいデータか確認する機能を提供しています。詳しい情報については以下のWEBサイトをご覧ください。
https://blockchain.sonyged.com

KOOV、KOOV Challenge のみならず、新たな世代の教育に貢献していくため、ソニー・グローバルエデュケーションは幅広く取り組んでまいります。

ソニー・グローバルエデュケーションの プログラミング教育

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